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昭和の風情を残す街・青梅

昭和の風情を残す街・青梅
観光・レジャー施設

 新宿からJR中央線を経由して1時間余り。昭和の風情を色濃く残す街が「青梅(おうめ)」だ。旧青梅街道沿いには「履物」や「竹製品」などを扱う昔ながらの商店と並んで、懐かしい映画の看板があちこちに掲げられてある。

 朝寝坊した冬の休日、思い立って訪れるのにふさわしい街だ。旧青梅街道沿いの一画はさながら「昭和」のテーマパークで、JR青梅線・青梅駅がその入場口。駅に降り立てば、懐かしい映画看板と、バカボンのパパ≠フ銅像が「ようこそ」と出迎えてくれる。

 駅前ロータリーから、足早に行きすぎる車を横目に旧街道沿いを歩く。ところどころに昔ながらの商店が落ち着いたたたずまいを見せている。「あさや」は竹細工の店。店内にあった竹かごは小型が350円。履物の店「ダイコクヤ」には「板前さんの下駄」が売られている。「中桝屋菓子舗」の酒まんじゅうはそぞろ歩きのおやつにちょうどいい。

 そんな店がテーマパーク≠フアトラクションだとすると、その背景を飾るのが映画看板。洋画では「第三の男」(1949年公開)、「ヘッドライト」(1955年)、邦画では「丹下左膳」(1952年)、「用心棒」(1961年)など。商店の壁面に、あるいは空き地の奥に…歩みを進めるごとに昭和の映画史を飾った看板が次々と姿を現す。

 街に看板が飾られるようになったのは1994年(平6)。「昭和」をテーマとした町おこし≠フ一環として地元・住江町商店街が中心となって、青梅在住の昭和最後の看板絵師°v保板観さんの作品を掲げたのが最初。いまでは年間200万人以上の観光客が同地を訪れる。「遠くになりにけり」の昭和が人を呼んでいる。

 「ここがいいのだ!」の案内に導かれて入ったのが「赤塚不二夫会館」。記念館≠ノは赤塚さんの絵や写真を展示。マンガ家アパートとしてさまざまな作品に登場する「トキワ荘」の一室も再現してある。隣接する「昭和レトロ商品博物館」、「昭和幻燈館」と合わせて3館を割引の共通券で見学して650円。
 暮れなずむ街を歩きながら時間旅行≠フ出口を探した。

【「青梅鉄道公園」/0系に会える】
 ○…青梅駅から徒歩15分ほどのところにあるのが「青梅鉄道公園」。入園料100円(小学生以上)を払って一歩、園内に足を踏み入れると鉄ちゃん・鉄子≠ノはうれしい通称「デゴイチ」、蒸気機関車「D51」の実物が。ほかにも「C11」、電気機関車「ED16」、最近、引退した「0系」新幹線など昭和の鉄路を疾駆した実車が静かに余生を送っている。実際に動くミニSLや鉄道模型のジオラマなどもあり、家族連れでも楽しめる。

【シニア向け】
 映画看板や「昭和レトロ商品博物館」などの記念館≠ヘ大人向け。子供が見ても「早く帰ろう」ということになりかねない。「非日常性」を旅に求める人や昭和への旧懐の情があるシニア向け。アクセス、コストパフォーマンスは抜群に良い。問い合わせは青梅観光案内所

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